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墓じまいの費用はいくら?内訳・相場と失敗しない考え方

墓じまいの費用アイキャッチ

「墓じまいにいくらかかるかわからない」「業者によって費用が異なるって本当?」などの不安を抱いていませんか。
具体的な金額がわからないため、検討を進められず困っている方もいるでしょう。
最初に結論を示すと、墓じまいの費用は条件により大きく異なります。
無駄な費用をかけないため、詳細をあらかじめ理解しておくことが大切です。
本記事では、墓じまいにかかる費用の目安と費用が高くなるケース、安くなるケース、費用で失敗しないためにできることを解説しています。
適正価格で墓じまいを行いたい方は参考にしてください。

渡来あお
渡来あお

ファイナンシャルプランナーとして、金銭面のアドバイスをします。
費用に大きな影響を与えるのが依頼する業者です。
同じ条件でも数十万円の差が生じることもあります。
この記事を参考に、依頼先の選び方、費用の抑え方を理解してください。

墓じまいにかかる費用の相場はいくら?

「【第3回】改葬・墓じまいに関する実態調査(2024年)」によると、墓じまいにかかった費用で最も割合が高い金額は31~70万です(全体の24.2%)。
ただし、実際にかかる金額はケースで大きく異なることも示されています。

墓じまいにかかった費用割合
30万円以下16.0%
31~70万円24.2%
71~110万円19.5%
111~150万円15.6%
150万円以上15.2%
出典:鎌倉新書「【第3回】改葬・墓じまいに関する実態調査(2024年)

111万円以上かかったケースが30%程度あり、費用に幅があることがわかります。
具体的な取り組みを始める前に、費用が変動しやすいことを押さえておきましょう。

墓じまいにかかる費用の内訳と金額の目安

墓じまいにかかる費用は、以下の6つで構成されます。

項目内容費用の相場
① 墓石の撤去墓の解体・撤去5~20万円/㎡(墓地の広さ・立地条件による)
② 区画の整備区画を更地に戻す5~20万円/㎡(墓地の広さ・立地条件による)
③離檀料(お布施)離檀するお寺に支払うお布施5~20万円(※寺院や地域によって考え方が異なる)
④ 閉眼供養僧侶の読経で墓から魂を抜く3~5万円
⑤ 改葬許可申請書の取得・提出役所への手続き0~1万円程度
⑥ 遺骨の移送・新たな納骨樹木葬・海洋散骨など1~200万円

新しい墓へ引っ越す(=改葬)場合は、次の費用もかかります(※墓じまいのみを行う場合、以下の費用の一部または全部が不要になるケースもあります)。

項目内容費用の相場
①開眼供養僧侶の読経で墓に魂を入れる3~5万円
②新しい墓の墓石代墓石を新しくする場合100~200万円(古い墓を移送する場合は20~60万円)
③工事費用基礎工事+据付工事10~30万円
④新しい墓の永代使用料区画の使用権を得るための料金50万円
⑤納骨費用遺骨を納める費用3万円/1体

ここでは、墓じまいにかかる主な費用について解説します。

墓石の解体・撤去・処分・区画の整備費用

墓じまいは、現在のお墓を解体・撤去して、更地に戻した区画を管理者へ返却する取り組みです。
石材店などへこれらの作業を依頼しなければなりません。
費用の目安は1平方メートルあたり5~20万円ですが、墓地の立地や重機の使用可否、墓石の大きさなどで実際の金額は大きく変動します。

菩提寺などに支払う費用(閉眼供養・開眼供養・離檀料)

お墓から遺骨を取り出す前に閉眼供養、新しいお墓に遺骨を納める前に開眼供養を行います。
両供養の説明は次の通りです。

供養の方法概要
閉眼供養お墓などから魂を抜く儀式
開眼供養お墓などに魂を込める儀式

開眼供養、閉眼供養とも、基本的には僧侶へ依頼して行います。
このときに3~5万円程度のお布施を納めることが一般的です。

また、墓じまいにともない檀家を辞める場合は、原則として菩提寺へ離檀料もお納めします。
費用の目安は5~20万円程度ですが、寺院によっては高額になることもあります。
事前に確認して、必要があれば業者などへ相談することが大切です。

行政手続きにかかる費用

墓じまいでは、改葬許可申請などの行政手続きが発生します。
すべての手続きを自分で行う場合の費用の目安は0~1万円程度です。
行政書士や墓じまい業者へ依頼すると4~20万円程度かかります。
かかる金額は、依頼先や依頼する業務の内容などで異なります(行政手続き以外も依頼すると割高になります)。

改葬先がある場合にかかる追加費用

墓じまい後は、遺骨を別の場所へ移動します。
供養の方法によっても、かかる費用は異なります。
主な選択肢と費用の目安は次の通りです。

新しい供養の方法費用の目安
新しいお墓(改葬)100~200万円(+工事費用・永代使用料など)
永代供養墓(合祀墓)3~10万円
永代供養墓(個人墓)100~200万円
納骨堂(ロッカー式)10~50万円
納骨堂(仏壇式)50~100万円
海洋散骨5~30万円
樹木葬5~80万円
手元供養1~50万円

新しい供養の方法にかかる費用も踏まえて、予算を検討することが大切です。

墓じまいの見積もりで注意すべきポイント

墓じまいの費用は、解体・撤去費用、お布施、改葬手続き費用など、さまざまな項目で構成されます。
見積書の内容を正しく理解していないと、想定外の追加費用がかかることもあります。
ここでは、見積もりに含まれることが多い費用と含まれていることが少ない費用、一式見積もりの注意点を解説します。

渡来あお
渡来あお

お金の専門家「ファイナンシャルプランナー」としてアドバイスをします。
墓じまいの費用は非常に複雑です。
見積書の見方を理解していないと、費用に関するトラブルが起こりやすくなります。
次の注意点を押えておくことが大切です。

見積もりに含まれていることが多い費用

墓じまいの見積もりに含まれていることが多い費用は次の通りです。

見積もりに含まれている費用
  • 墓石の解体・撤去費用
  • 墓石の処分費用
  • 区画を更地に戻す整備費用
  • 人件費
  • 重機使用料
  • 養生・清掃費用

1平方メートル当たり○万円の工事費として、これらがまとめて記載されていることもあります。
実際に含まれている費用は業者で異なるため、詳細を確かめておくことが重要です。

見積もりに含まれていないことが多い費用

一方で、次の費用は見積もりに含まれていないことが多いといえます。

見積もりに含まれていない費用
  • 閉眼供養・開眼供養のお布施
  • 離檀料(菩提寺へのお布施)
  • 改葬許可申請にかかる費用
  • 行政書士などへの手続き代行費用
  • 遺骨の取り出し・洗浄・乾燥費用
  • 遺骨の移送費用
  • 新しい供養にかかる費用(納骨費用や永代供養料など)

お布施の金額は明文化されていないケースが多いため、見積書に記載されないまま話が進むことがあります。
追加費用で困らないように、墓じまいに必要な費用で見積書に含まれていないものを確認しておくことが大切です。

「一式見積もり」の注意点

墓じまいの見積書で頻繁に現れるのが「工事一式○○円」という記載です。
この記載方法自体が悪いわけではありませんが、次の問題が起こりやすくなります。

一式見積もりで起こりやすい問題
  • 含まれている作業がわかりにくい
  • 追加費用の根拠がわかりにくい
  • 他社の見積書と比較しにくい

解体費・撤去費・整地費・人件費などの内訳を、簡単でもよいので明示してもらうと見積書の信頼性を高められます。
また、現地を確認しないまま算出した見積金額は、追加費用発生のリスクをはらみます。
正式な見積もりかどうかの確認も必要です。

実際に確認するべき項目をチェックしたい方は、以下の記事を参考にしてください。

墓じまい費用が高くなるケース・安くなるケース

墓じまいの費用は、条件で大きく変動します。
ここでは、費用が高くなるケースと安くなるケースを紹介します。

費用が高くなるケース

以下の条件に該当する場合は、墓石の撤去・処分や区画の整備が難しいため、割高になる傾向があります。

費用が高くなりやすいケース
  • 坂道や狭い道など、作業車が入れない墓地
  • 重機を使用できず人力での作業が必要
  • 石碑や外柵が大きく、撤去に時間がかかる
  • 基礎が深く埋まっているため、掘り起しが必要

これらに当てはまる場合は、慎重に業者を選ぶことが大切です。

費用が安くなるケース

以下のケースに当てはまる場合は、費用を抑えやすい傾向があります。

費用が安くなりやすいケース
  • 墓が平地にありアクセスしやすい
  • 墓地の整備が進んでいる
  • 依頼先を決める前に複数社を比較している

ただし、実際の費用は、立地・墓石の大きさ・作業条件から影響を受けます。
また、同じ条件でも業者により見積金額が大きく異なることもあります。
条件がよくても、安心しないことが大切です。

業者選びで墓じまいの費用に差が生じる理由

墓じまいの費用に、深く関わっているのが依頼する業者です。
同条件の工事でも、数万円~数十万円の差がでることがあります。
費用に差がでる主な理由は次の通りです。

費用に差がでる理由
  • 業者により費用の考え方が異なる(薄利多売、厚利少売など)
  • 業者により工事の行い方が異なる(自社対応/下請け対応)
  • 業者により見積金額の算出条件が異なる(必要な作業をすべて含む/最低限の作業内容のみ)
  • 業者により得意分野が異なる(重機を使った作業が得意、人力での作業が得意など)

費用が気になる場合は、これらか行おうとしている墓じまいに適した業者を見つけることが大切です。

渡来あお
渡来あお

墓じまいに関わることがある社会福祉士としてのアドバイスです。
業者により、強みと弱みは異なります。
費用を抑えたい場合は、作業条件と強みが合致する業者を選ぶようにしましょう。

墓じまいの費用で失敗しないためにできること

墓じまいの費用で失敗したと感じている多くの方が、最初に見積もりをとった1社に依頼しています。
偶然、相性が良ければよいですが、必ずそうなるとは言い切れません。
作業条件と業者の得意分野がかみ合わず料金が割高になったり、見積もりに含まれる作業範囲が狭いため想定外の追加費用がかかったりすることも考えられます。

費用で失敗したくない方は、複数の業者から見積もりをとって比較しましょう。
ポイントは、総額だけでなく作業内容まで比較することです。

手間をかけず比較したい方は、簡単な情報を入力するだけで複数社から見積もりを無料でとれる一括見積もりを利用してみてはいかがでしょうか。
以下のページでは、墓じまい一括見積もりサービスを徹底比較しています。
こちらも参考にしてください。

墓じまいの費用に関するよくある質問

ここからは、墓じまいの費用に関する質問に回答します。

Q
どうすれば墓じまいの費用を安くできますか?
A

残念ながら、費用を必ず安くできる方法はありません。
費用の算出には、さまざまな条件が関わるためです。
以上を前提として、一般的には相見積もりが有効な対処法と考えられています。
同じ条件で見積もりを比較できるため、割安な業者を見つけやすくなります。

Q
墓じまいを自分でやると費用を抑えられますか?
A

はい、基本的には費用を抑えられます。
ただし、さまざまな手続きや連絡調整が必要になるため、専門的な知識がないとトラブルが発生しやすくなります。
また、墓石の撤去は業者への依頼が必要です。
メリット・デメリットを含めて、検討することをおすすめします。
自分でやるときの注意点は以下の記事で紹介しています。

Q
墓じまいの見積もりは無料ですか?
A

原則として無料で見積もりをとれますが、具体的な対応は業者により異なります。
たとえば、墓が遠方にあり現地調査が必要な場合は、交通費などを請求されることが考えられます。
念のため、費用を確認しておくと安心です。

Q
何社くらいから見積もりをとって比較するべきですか?
A
プロフィール
この記事を書いた人
渡来あお

監修・執筆:墓じまいの学校編集部:渡来あお
保有資格:社会福祉士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

2000年代に社会福祉士を取得してから、医療機関などで高齢者やその家族の相談に応じる。墓じまい、改葬もテーマの一つ。

お金の問題で悩むクライアントが多かっため、2級ファイナンシャルプランニング技能士も取得。現在は、福祉に加えお金の相談にも応じられる。

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに当サイトを開設。高齢者とその家族を支援した経験、お金に関する専門的な知識を活かし、誰もが納得できる墓じまいを行えるように情報発信を心がけている。

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